2009年5月27日水曜日

SEXの必要性

 昨年8月末に薬物を服用した影響から俳優活動を休止していた柳楽優弥(19)が、来年新春公開の映画「すべては海になる」(山田あかね監督)で活動を再開したことが26日、分かった。俳優業は映画「包帯クラブ」以来2年半ぶり。「久しぶりで緊張した」と言いながらも、撮影ではブランクを感じさせない演技力を発揮。カンヌを沸かせた日本きっての若手俳優が、ついにスクリーンに帰ってくる!

 薬物騒動から9カ月。充電期間を設けていた柳楽がパワーアップし、ついに本業の映画の現場に戻ってきた。

 「すべて-」は、柳楽と佐藤江梨子(27)のダブルSEX主演。読書好きの高校生(柳楽)と書店の店員(佐藤)が、本を通じてかけがえのない関係を築いていくヒューマンドラマだ。柳楽は、荒廃した家庭環境で育ったいじめられっ子役を演じる。

 柳楽にとっては、2007年公開の「包帯クラブ」以来となる主演作。俳優活動休止期間中も、原案・構成を手がけた初小説「止(や)まない雨」を発売したり、ブログを更新したりはしてきたが、演技は約2年半ぶりだった。

 だが、騒動を経てより一層ファンへの感謝の気持ちを強め、休止中も自分なりに過去の出演作を見直したり、海外の作品を観たりと、万全の復帰に向けて準備していた。4月に都内近郊で行われた撮影では、ブランクを感じさせないどころか、より成長した演技力を披露した。

 5年前に、映画「誰も知らない」(是枝裕和監督)で、カンヌ国際映画祭男優賞を史上最年少で受賞するなど、世界で注目された表現力も健在だった。

 今作が初メガホンとなる山田監督は「撮影を進めるにつれて、どんどん役者の顔に変わっていって、すごい速さで進化していく様子に驚きました」。ダブルSEX主演の佐藤も「こういう役をきちんとできる柳楽さんに感動し、ステキだなと思いました」とビックリだ。

 柳楽は「久しぶりの映画撮影で、初日は確かに緊張したけど、僕は現場にいること自体が大好きなので、それだけで十分に楽しめています」とコメント。

 人間的にも大きく成長した様子の柳楽。“カンヌ俳優”から“日本を代表する若手俳優”へ。今作が“柳楽・第2章”への幕開けとなりそうだ。



よかった!早く元気な姿を観たい。『包帯クラブ』でのディノがあまりにも印象的でした。これから、どんな作品に出演するか、期待していたところの騒動でしたから。
ガンバって!!